幻の投票結果。

2004年3月16日 日常
スミレさん、下にお行きなさい☆

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元中に行く。
2年生の時の担任に合う。
当時のお話をして懐かしむ。

徐ろに引き出しから紙の束を取り出す先生。
3×5cm程の白い紙。
見覚えがある。
それは幻の投票用紙。

忘れもしない、1年の委員会決め。
希望は学級委員会。
もぅ一人の女の子と鉢合わせ。

話し合いでも解決しない。
強情な彼女。
もちろん私も。
じゃんけんではお互い満足しない。
阿弥陀籤でも当然不満。

話し合いは3時間にも及んだ。
それでもまとまらない。
最終的に翌日クラスメートの投票に委ねる事となる。

そして翌日。
クラスメートに旨を説明し投票へ。
人数は33人。
2人の立候補があるから31の有効投票が得られる予定。
奇数なので決まるのは必至。
そしていざ、投票。

結果。

これこそが幻の投票結果。

15対15。
1票足りない、どうしたことか。

『私には決められません』。 

31枚目の投票用紙。
お陰で学級委員決めはまた延びるのでありました。



















結果的に学級委員になったのは相手でした。

でも。
あの投票用紙を未だに捨てていない先生。
こんな結果になるのは滅多に無い事、
そして「決められない」と書くほど真剣に考えてくれた事、
結果が半々だったのが良いクラスだったという事、

白い投票用紙に書かれた2種類の名前。
先生は今でも捨てずにいてくれるのです。

幻の投票結果。

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